国会　質問主意書と政府答弁

今の国会（第193回）で議員から出された、共謀罪（テロ等準備罪）関連の質問主意書＊と、それに対する政府の答弁をピックアップしてみました。

＊質問主意書とは？

　質問主意書とは、国会の会議場での口頭の質問と違い、文書の形で 政府（内閣）に提出される質問書です。

　政府側の口頭での答弁においては、質問内容に真正面から答えないその場限りの発言がしばしば見られますが、質問主意書に対する答弁では、質問項目それぞれに真正面から答える内容を官僚や閣僚などが 協議したうえで正式に閣議決定して文書として発表しています。

　したがって、それは、時がたっても随時参照される重みのある記録です。

　  ただし 議員からのさまざまな質問に対する政府の答弁（答え）を読むと、その内容にかなりの濃淡があることがわかります。政府が熱心に答える内容と、まったくそうでない内容があり、それらを注意深く見ていくと、政府がどういうことを考えているのかが少しずつ透けて見えてくるようです。

※最近の政府答弁の内容や姿勢については、世論でも徐々に批判が広がっています。

マスコミからも疑問の声が出ています。以下、その一部をご紹介します。

「答弁書　逃げが３割　現政権のゼロ回答・一般論急増」（毎日新聞、2017年5月9日）

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