いままで何度も廃案となってきた、あの「共謀罪」法案が
「テロ等準備罪」法案と名前を変えて復活?
本当に、この法律は必要なのか、もう一度考えてみました。
「テロ等準備罪法案」という言葉を聞いたことがありますか?
あるいは、「共謀罪法案」という言葉なら、聞いたことがある、という方もいらっしゃるかもしれません。
いま、ちょうど国会で話し合おうとされていて、いろいろな議論が出ています。
「これがないと、テロを防げない」とか、「オリンピックの開催に影響が出る」と言う人たちもいます。
いっぽうで「これは、テロを防ぐためのものではない」とか、「これができると、日本はものいえない監視社会になる」と言う人たちもいます。
どうしてこんなに言うことが違うのでしょう。
10年以上前に、今のものと中身がほとんど同じ「共謀罪法案」が国会に3回提出され、激しい論戦の末、3回とも廃案になっています。
今、いろいろ言っている人たちは、そのころ議論されたことも踏まえて意見を言っています。だから話がわかりにくくなっています。
そこで、「じゃあ、そもそも共謀罪って?」というところから考えてみました。